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カスタマーレビュー
おすすめ度:
子供の成長のために
(2008-10-22)
必要なものは何か。それをこの筆者は自らの経験を通してまっすぐに伝えてくれる。
この本は教育の専門家として学者が客観的に分析して書いたものではない。
教育は、紙の上で考えるだけでは何も変わるものではない。実際にその目で見て、その心で感じて受け止めて、何とかしたい、何ができるか、それを懸命に考えて、道を拓いてゆくものだと思う。この筆者が、短い期間のなかでも、教師として子供と接するときに心がけたことは、とても大切なことだろう。アメリカの子供たちを取り巻く現実の厳しさは、日本の子供たちにとっても同様のことだ。この本を読むと、大人として、子供たちをしっかり守れる存在になりたいという気持ちが強く湧いてくる。
セカンドチャンスと教育の重要性
(2008-09-20)
アメリカ在住のノンフィクションライターである著者が
下層階級の子どもたちが通う高校で教鞭をとった時の
学校や教え子たちの姿を記したルポ。
舞台になるのはチャータースクールで、ここに通うのは
成績不良だったり通常の公立校をリタイアした子どもたち。
およそ半数は中退してしまい、授業は学級崩壊が普通です。
初めは唖然とする著者ですが、試行錯誤するうち
その気持ちに応えてくれる生徒たちも現れます。
著者にとってもこの経験は大きいもので、この学校を辞した後も
劣悪な環境の子どものメンター的ボランティアをするようになります。
著者の中には、自分自身が学のなさから就職に恵まれなかったと
忸怩たる想いが強くあり、生徒にも高校は卒業するようにと強く勧めます。
教師の資格も持たず、教育の専門家でもないけれど
自身の人生で、教育の必要性を強く感じている著者ならではこその
率直な感情がそのまま描かれているように感じました。
日本のこれからの教育現場とリンクしそうな問題点が多く、
教育を考える意味で有意義な本だと思います。
文章も読みやすく、体験記としても面白いです。
体験日記でありアメリカ社会を考察したものではない
(2008-08-07)
まさしく体験日記。アメリカ社会を考察したものではないし、日本社会の見方も一面的過ぎて味気ない。夏休みの宿題で書いただけみたいなもの。主義主張もなく、ぐちっぽいのもつまらない。
もう一歩踏み込んだ考察が欲しい
(2008-06-30)
本書は、アメリカでフリーライターとして暮らす筆者が、アメリカの貧困地域の高校で非常勤講師として勤めた経験や、恵まれない小学生に対するボランティアの経験を元に書いた体験談である。アイデアとしては、米国の貧困地域での高校で奮闘する新人女性教師を描いた実話に基づく映画:Freedom Writers (2007年、米国)に近いものがある。本書はこの映画と比べると、より力の抜けたほのぼのとした体験談という色彩が強い。
怠惰や無気力、問題行為といった下層教育現場の課題は日米で共通する一方、米国ではそれが絶望的な格差や家庭環境の差によってもたらされている。そうしたことを実体験に基づいて書いた本書は貴重である。筆者が教壇に立った高校の生徒は絶望的な環境にいる反面、意外に素直な一面や希望も見せ、一条の光が見えるようにも思える。ただし人種差別に関する記述については、白人が有色人種を差別するという一面的な取り上げ方にとどまっている点はやや残念である。
また、新書としてはやはり、もう一歩踏み込んで社会背景に関する全体的な考察も欲しかった。そういった側面では、小林由美著「超・格差社会アメリカの真実」や堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ」などに長があるように思う。
チャータースクールとメンター制度の実情がわかる
(2008-04-19)
チャータースクールもメンター制度も日本に導入の動きがある。
それらの制度先進国のアメリカでの、それも、最下層での現実を描いたもの。
非常に読みやすく、2時間もあれば読める。
ただ、統計資料などはないので、それが残念。
おすすめ度:
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必要なものは何か。それをこの筆者は自らの経験を通してまっすぐに伝えてくれる。
この本は教育の専門家として学者が客観的に分析して書いたものではない。
教育は、紙の上で考えるだけでは何も変わるものではない。実際にその目で見て、その心で感じて受け止めて、何とかしたい、何ができるか、それを懸命に考えて、道を拓いてゆくものだと思う。この筆者が、短い期間のなかでも、教師として子供と接するときに心がけたことは、とても大切なことだろう。アメリカの子供たちを取り巻く現実の厳しさは、日本の子供たちにとっても同様のことだ。この本を読むと、大人として、子供たちをしっかり守れる存在になりたいという気持ちが強く湧いてくる。
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舞台になるのはチャータースクールで、ここに通うのは
成績不良だったり通常の公立校をリタイアした子どもたち。
およそ半数は中退してしまい、授業は学級崩壊が普通です。
初めは唖然とする著者ですが、試行錯誤するうち
その気持ちに応えてくれる生徒たちも現れます。
著者にとってもこの経験は大きいもので、この学校を辞した後も
劣悪な環境の子どものメンター的ボランティアをするようになります。
著者の中には、自分自身が学のなさから就職に恵まれなかったと
忸怩たる想いが強くあり、生徒にも高校は卒業するようにと強く勧めます。
教師の資格も持たず、教育の専門家でもないけれど
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日本のこれからの教育現場とリンクしそうな問題点が多く、
教育を考える意味で有意義な本だと思います。
文章も読みやすく、体験記としても面白いです。
体験日記でありアメリカ社会を考察したものではない
まさしく体験日記。アメリカ社会を考察したものではないし、日本社会の見方も一面的過ぎて味気ない。夏休みの宿題で書いただけみたいなもの。主義主張もなく、ぐちっぽいのもつまらない。
もう一歩踏み込んだ考察が欲しい
本書は、アメリカでフリーライターとして暮らす筆者が、アメリカの貧困地域の高校で非常勤講師として勤めた経験や、恵まれない小学生に対するボランティアの経験を元に書いた体験談である。アイデアとしては、米国の貧困地域での高校で奮闘する新人女性教師を描いた実話に基づく映画:Freedom Writers (2007年、米国)に近いものがある。本書はこの映画と比べると、より力の抜けたほのぼのとした体験談という色彩が強い。
怠惰や無気力、問題行為といった下層教育現場の課題は日米で共通する一方、米国ではそれが絶望的な格差や家庭環境の差によってもたらされている。そうしたことを実体験に基づいて書いた本書は貴重である。筆者が教壇に立った高校の生徒は絶望的な環境にいる反面、意外に素直な一面や希望も見せ、一条の光が見えるようにも思える。ただし人種差別に関する記述については、白人が有色人種を差別するという一面的な取り上げ方にとどまっている点はやや残念である。
また、新書としてはやはり、もう一歩踏み込んで社会背景に関する全体的な考察も欲しかった。そういった側面では、小林由美著「超・格差社会アメリカの真実」や堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ」などに長があるように思う。
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それらの制度先進国のアメリカでの、それも、最下層での現実を描いたもの。
非常に読みやすく、2時間もあれば読める。
ただ、統計資料などはないので、それが残念。
